切迫早産diary

入院生活記録

31週と6日。妊娠生活もここまでか…

今日は空にぼんやり薄雲がかかっている。

「少しずつ天気崩れるみたいだよ〜」なんて、掃除のおばちゃんから話を聞いた。

 

気圧の変化は、わたしの天敵みたいなもんだ。

体調が悪くなる。

 

 

だからかな。

今朝、NSTをすると、6分おきぐらいでおなかの張りがぎゅ〜っと強くなっていた。

 

よく考えたらほとんど動いてない状態で6分おきの張りってヤバいよね。

 

ほぼ陣痛だよ。

 

 

 

そのあと、診察を受けると、おなかが張った時は子宮の入り口がほぼ開いているらしい。

 

 

先生からこのような説明があった。

 

「点滴の量を増やすけれど、手の痺れやまぶたが重くなって視界が悪くなったり、倦怠感が出るようなら、お母さんの身体がもたないから、その時は点滴を減らすかやめます」

 

「32週になったら赤ちゃんもしっかりしてくるからね」

 

 

 

 

 

ということで、明日32週に入る赤ちゃんのため、シャワーは禁止。

マグセントの点滴量も14mlに増量。

 

 

1日1日ギリギリの生活に突入していく。

あっちかこっちか

おなかに違和感がある。

 

 

便秘薬の酸化マグネシウム剤を飲んでるからか、おなかが張っているのか、ぎゅるぎゅるしたり、ぎゅ〜っと痛い。

 

 

子宮の収縮か、腸の動きか。

 

 

こどもなのか、うんこなのか。

 

 

どちらが外に出たいのかよく分からない状態が、わたしを悩ませる。

 

 

トイレに行っていきみたい。

 

 

でも、これを出すと、大切なものまで出てしまうんじゃないだろうか…。

 

 

そんなことを悶々と考えている。

 

 

 

 

 

 

 

今朝、いつものようにベッドの頭を少し起こしてNSTをしていると、徐々に息苦しくなってきて、頭から血の気が引いて吐き気がした。

 

 

おなかに機械がついてるし、どうしよう。

 

 

少しずつ目の前が暗くなってきて、意識が遠のく感じがする。

 

 

「このままじゃいけん!」と思い、急いでナースコール。

 

 

 

助産師さんが来てくれて、横向きで寝転がると息ができるようになった。

 

 

「仰向けになると、大きくなったおなかが太い血管を圧迫して気持ち悪くなることもあるんです」

 

これを、仰臥位(ぎょうがい)低血圧症というらしい。

 

 

今回わたしは、ベッドを座椅子のように起こした状態にしていたのだけれど、それでもダメだったみたい。

 

 

「これからは横向きでモニター付けましょう」

 

 

そうしましょう。

 

 

 

 

 

 

 

トイレに行った。

 

うんこだった。

 

 

良かった。

今日はあんぱんの日

朝からラジオを聴いている。

 

春ソングや新年度や始まりを思い起こすような明るくテンションが上がるようなメロディが流れている。

 

わたしが聴くのはFM802

Twitterのトレンドで「4月4日はあんぱんの日」と出ているらしい。

 

あんぱん、食べたいなぁ……

 

 

おなかの張りが定期的に持続的に続くため、マグセントの量を1時間に12mlまで増やしてもらった。

 

このお薬が体に溜まるとダメということで、今朝もモーニング採血だった。

 

 

腕の血管痛も少しずつ苦痛になってきたので、生理食塩水と一緒に流してもらうようにして、痛みは少しマシになってきた気がする。

 

 

もうさ、ずっと点滴繋がれてて痛いとさ、針を引っこ抜いて逃げたくなるもんね。

 

それか「もう点滴は要らない」って口から出そうになる。

 

 

 

 

世の中の皆さんは、毎日忙しく過ごしてるんだろうなぁ。

 

お腹すいたなぁ。

 

病院の朝ごはんが遅いのは、採血とか朝に検査しないといけない人も多いからかなぁ。

 

 

今はあんぱんより、コーヒーと目玉焼きトーストが食べたいな。

子どもが産まれるのは当たり前じゃない

わたしは、切迫早産になりやすい(一度でもおなかが張ると止まらない)ため、妊娠のたびに入院をしている。

 

今の時代、医療が進んでNICUがあり、切迫早産の治療もしてもらえるけれど、わたしが室町時代や江戸時代の人間だったら、産んだ子どもはちゃんと生きれたのだろうかと疑問に思う。

 

 

 

 

今日同じ部屋に、死産か中絶の処置をするために入院する女性が入った。

 

赤の他人のわたしがなぜ知ってるかというと、彼女が助産師さんに火葬場の話をしていたからだ。

 

先生や助産師さんたちとの受け答えは明るい感じだったので、わたしと同じ切迫早産かなぁ。と思っていたのだけれど、違ったんだね。

 

彼女は数十分ほど泣いていた。

 

 

わたしは稽留流産の経験もある。

あの時は自分でも驚くほどショックを受けたみたいで泣いた。

 

 

どんな事情であれ、生まれてきた命が消えてしまうのは辛い。

 

 

入院生活、頑張らなくちゃいけないな……。

 

入院生活。月曜の朝

切迫の皆さん、おはようございます。

 

 

今日は4/3月曜日。

尿検査のためトイレに行き、現在朝の6時48分。

採血待ちです。

 

入院中、だいたい6時ぐらいに病室の電気をつけられて、その後胎児の心拍を確認される。

 

たまに寝起きドッキリのように、カーテンからシャッ!と助産師さんが突撃してきて、「採血します」と腕を縛られ血を抜かれることもある。

あれ、めっちゃコワイ。

 

 

点滴の薬で血管が痛いな……

手首近くなのに、ひじまで痛い。

 

 

昨日は、右の手首近くだったんだけど、点滴を刺した時から痛くて。

 

でも、それが夜になってくるとだんだん親指まで痺れてきて他の指まで痛くなってきて、泣きそうになりながら助産師さんに相談すると「漏れてると思う」と言われて、反対の腕に針の差し替えしてもらった。

 

 

もう、何で痛いのかも分からないのよね。

マグセントの薬の副作用で血管痛あるから。

 

左腕はつねられているような、ヒリヒリしてるような、血管の中に何か悪いものが入ってる感じがする。

 

 

今日は月曜日だから、シーツ交換と回診の日だなぁ。

 

 

あぁ、採血きた。

こわいなぁ…。

今日も1日NST日和

また、NSTに引っ掛かっちゃったよ〜。

そんな表現する人いるのかわかんないけど。

 

朝にやっておなかの張りの回数が多かったら、お昼もやるの。

そのお昼も多かったら夜もやるの。

 

 

いやーーーーーーー!!!

 

あれさ、順調な経過を辿ってる妊婦さんだったら、週1か週2ぐらいの検査だし、「赤ちゃん、こんな心臓動いてるんだ…」て感慨深いかもしれないけど、1日に3回もしてると「もうしんどいよ〜。1時間もじっとしたくない〜」てなるよ。

 

あー。やだなぁ。

いやだと思ってるから余計に張るんだと思うんやけど。

 

 

しかも、来週には選挙があるんだけど、義母が選挙に必死すぎて、朝イチから選挙の候補者の写真を送ってくるという無神経ね。

 

 

いらねぇよ!こんな写真!

既読スルーしてやったわ。

 

 

まぁ、心配もしてくれるし、子どものこともお願いしないといけないし、元々そういう人だし。

 

諦めてるけどさ。

 

 

もうお昼だわぁ。

ご飯食べたら、またNSTして、シャワー入って、おやつもらって、晩ごはん食べて、寝る。

 

この繰り返しね。

 

 

むくみが無くなったのか、もしくは筋力低下で体重も減った。

妊娠前から6キロぐらいしか増えてないな。

 

 

そういえばさ、学校の給食とか病院食って、なんであんな毎日牛乳とかヨーグルト出すの?

 

やっぱり畜産業を守るためかなぁ。

 

わたし、乳製品苦手だから食べない。

 

はぁぁ。味玉ラーメン食べたいな。

カレーライスでもええなぁ…。

 

 

お酒、飲みたいな……。

(最近よく喋る清掃のおばちゃんが、酒とタバコとパチンコの話をする。)

点滴の針の差し替えがイヤ

切迫早産の入院で、なにが1番つらいかと聞かれたら間違いなく「点滴!」と言う。

 

よくテレビドラマで観るような、ガラガラと自分で押しながら移動する点滴。

 

この点滴とわたしは、腕の血管に針で刺して繋がっていて、24時間離れられない状況にされる。

 

トイレも一緒。ごはんも寝る時も。

シャワーの30分は別。

でも、医師から点滴外しちゃダメと言われたらシャワーも入れないから、ずっとそばに居る相棒となる。

 

 

別に、わたしとずっとそばにいることが苦痛なわけじゃない。

喋らないし。

コンセントから抜き、面会部屋で少し長居するとピコンピコン警報が鳴ってうるさいけれど。

 

 

点滴のストレス。ひとつめは薬の副作用。

 

わたしはウテメリンとマグセントの2種類のお薬を経験したことがあるけれど、どっちもしんどい。

 

ウテメリンは、とにかくカッカして暑い。

心拍数も上がってドキドキするし、暑すぎて眠れない日も多かった気がする。

 

それと対照的にマグセントは体が重だるい。

血管痛で、注射されたところがつねられた感じで痛いし、呼吸がしにくくなったり、肺に水が溜まることもあるから、定期的に胸部のレントゲンも撮るらしい。

 

尿の量もトイレに行くたびに測定しないといけなくて、それも結構めんどくさい。

 

 

点滴のストレスふたつめは、針の差し替え。

 

これがわたしの中でかなりのストレス 

 

注射こわいんだもん。

 

しかも、わたしの血管、刺そうとしても逃げるらしくて、1回では上手く入らない。

 

だから、注射の跡がどんどん残っていく。

 

しかも痛いし。

 

 

 

昨日は、なんだか悲しくなって泣いた。

 

 

わたし、毎回点滴の針の差し替えがイヤだったなぁ……なんて過去の入院生活を思い出した。

 

 

点滴はつらい。